はしりがき

アスペルガー傾向を持つ人は男性に多い。

私はアスペルガー傾向を持つ人と相性が悪い。

どう悪いかというと、

私は言葉を悪い方向に受け取る癖があるので、

アスペルガー傾向な人が言う何気ない言葉によって深刻に傷ついてしまう。

実際私は男性と話すと、デリカシーの無い発言によって傷ついてしまうことが多いように感じる。

私が男性との関わりを極力避けている理由の一つだとも言えるはず。

相手がASD特性が強いともっと悪くて、

私はADHD傾向なところがあるので、

ASD特性が強い人は「しっかりしている」という自負があるので、「しっかりしていない」私のことを責める。

それで上下関係をつけられてしまう。

私は自分が注意力散漫なことがコンプレックスだから、それでとても傷ついてしまう。

高校生までは、まわりの女性は人によく気づかっていて常に言葉選びが慎重。対して、男性はズケズケ傷つけてくる。

と思っていた。

しかし、理系の大学に進学し、化学専攻の学科に入ったところ、今までと違うことに気付いた。

大学の同級生と話していると、 理系の女子は男性脳に近い人が多いので、いままで私が一部の男性に対して抱えていたストレスと同じものを感じた。

彼女達は、言葉を口に出す前に、それが相手を傷つけないか、状況にふさわしいかと一旦考えるステップが抜けていると思う。

それが彼女達の特性であり個性であり、 私とは違ったことが得意で、助けられている部分もあるけど。

たぶん、文系の友達にも理系の友達にも違和感やストレスをもつのは、私が高1で理転していてどちらの感覚ももっているからだろう。

私が尊敬する人はだいたい理系出身で文学をやっている人だ。 星新一宮沢賢治かこさとし、、

私がもう少し大人になれば、気持ちに折り合いをつけてうまくやっていけるんだろうな。

-デリケートな話題にも触れていますが、文を簡潔にするために、主語を大きくし、諸々の説明を端折っていることをご理解ください。

つわり

生理が重い私は生理痛の緩和の為にバイエル社のヤーズフレックスというお薬を1年間飲んでいた。

ヤーズフレックスというのは超低容量ピルに分類されるもので、一般的な低容量ピルよりも副作用が少ないと考えられている。

担当医からは副作用が出る人はほぼ居ないと聞いていた。ツイッター上の感想などを調べても、このお薬で副作用が出ている人は少ないようだった。

 

ところが、私は特別弱かったのか飲み始めには吐き気が出てしまった。

2年ほど前に生理の調整で中用量ピルを服用したときの副作用ほどではなかったが(去年ノロウイルスにも罹患したが、正直ノロよりもつらかった)、お祝いで食べた鉄板焼きのお肉を戻してしまったときは悲しかった。

寝る前に飲めば気持ち悪い時間を寝てやり過ごせる程度ではあったが、吐き気があるせいで睡眠も浅かった。

ただ、吐き気は1週間ほどでおさまり、一ヶ月ほどで安定してきていたと思う。

 

それからの数ヶ月は、以前の重い重い生理が緩和されて調子が良かった。

ピルを飲み始める以前の私の通常の月経はとにかく出血量が多く、ひどい時には多い日用タンポンと多い夜用ナプキンを併用していても1時間で漏れ出していた。今思うと異常だったと思う。そのせいでUSJジョーズのシートを血で汚してしまったことがある。USJのスタッフさん、本当にごめんなさい。

生理ってこんなもんなのかな と思っていたこともあったが今周りにこの話をしても驚かれることが多いのでやはり量が多かったのだと思う。

ピルを飲み始めてからは、出血が12日ほどにわたり期間が長いのだが、1日の出血量が本当に少なくなって快適だった。ナプキンだけで済むってこんな楽なのかと思った。

 

ところが、飲み始めて半年過ぎたあたりで不正出血が出てきてしまった。3週間ほど血が止まらなくなってしまった。生理と違ってサラッサラの鮮血で、吹き出すような感覚があって怖かった。担当医に相談するとたまにあることだということでそのまま様子を見ることとなった。

 

その後数ヶ月服用を続けたが、やはり不正出血が多いので、担当医からピルの種類を変えてみることを提案された。新しいピルが合えば出血が止まって調子が良くなるかもしれないということで、試してみたのはトリキュラーというお薬であった。

トリキュラーはヤーズフレックスと同じバイエル社が出している低容量ピルで、最も有名でオーソドックスなお薬である。

一層性(全く同じ錠剤を飲み続ける)ヤーズフレックスとは違い、数日ことに量が違う三層性という構造になっている。

ピルを初めて飲みだしたときの副作用を思い出してビビっていた私は担当医に、

私は副作用が出やすいようなんですけど大丈夫ですかね?と聞いたところ、

超低容量ピル→低容量ピルという段階を踏むから、いきなり低容量ピルを飲み始めるよりは良いでしょう。大丈夫だと思うよ。というように言われた。

 

騙された。

担当医の言葉を信じてトリキュラーを飲み始めて数日目の私は脱水で自宅で死にかけていた。

なぜか最初の1、2日はなんともなかったのに、4日目くらいになって、中用量ピルで起こったときの副作用のような、激しい吐き気と頭痛に襲われてマジで心底つらかった。食べ物による吐き気ではなくてホルモン量の違いによる内部的な不調だから、胃は空っぽなのに吐き気は起こり続け胆汁が出てくる。頭は爆発しそうに痛いし水も飲めないし意識は朦朧として、一日中ベッドで半分起きてるか寝てるか気絶してるかのような状態が続いた。

 

24時間で症状は良くなったが、怖くなってそれ以降の錠剤は飲めなかった。

結局お薬はとりあえずヤーズフレックスに戻した。

 

人間吐き気があるのが一番つらいと思う。頭痛だけなら鎮痛剤を飲めばなんとかなるのに。

 

友人にこの話をしたところ、

えー私は中用量ピル飲んだ時もなんともなかったよ?

と言われた。

は?マジ?考えられない。超低容量ピルでゲボゲボ吐いてた私はなんなんだ?信じらんない。私がおかしいの?

 

友人が特別強いという可能性もあるが、いろんな情報をふまえて考えると私が弱いのだろう。

 

ピルによる副作用は、妊娠初期にホルモン量の動きでおこる「つわり」のようなものらしい。

つわりは重い人と軽い人がいるらしいが、

私はつわりが出やすい人だろうな、と思った。

もちろん、同じ人でもつわりの重さは妊娠一回目と二回目で全然違ったなどというケースもあるし、一概には言えないだろうけど。

単純に考えるとそういう予想になる。

つわりは数ヶ月程度続くことが多いらしい。

そうすると、妊娠したらあのつらさが数ヶ月続くの?本気?絶対無理…冗談や比喩でなく命に関わる…

 

私は子供を持つことに憧れていて、将来子供を持つために人生設計を描いていたのに致命的な問題に気付いてしまった。

 

いつか素敵な家庭を築くことは叶うのだろうか。